2014年4月17日、中国紙・現代快報は、日本人が好きなアニメの設定は普通の人がヒーローになることだと指摘した。

21世紀初め、日本は「米国が世界の文化市場の半分を占めている。もう半分は日本が占める」と豪語した。
そして、米国メディアは文化産業界の「真珠湾攻撃」と呼んだ。その武器は、戦闘機ではなく、アニメだ。

総合シンクタンクの三菱総合研究所の調査では、日本人の87%が漫画が好きで、84%が漫画のキャラクター関連のグッズを
持っている。日本のアニメはどうしてこれほどまでに人気となっているのだろう。

日本のアニメの流行は社会の土壌と大きな関係がある。例えば、日本の学生は試験や宿題に追われ、友達と遊ぶ時間が少ないため、
友達をアニメの中に求める。また、日本では、個人主義ではなく、チームワークが非常に重んじられるため、
スリルや個性を求める大人はアニメの中でそれらを実現しようとする。米国でもスーパーヒーローもののアニメが人気となるが、
日本のアニメに登場するヒーローのほとんどが一般人だ。「普通の人がヒーローになる」というのも日本人に共通する夢だ。

日本には世界を牽引する漫画界の巨匠が次々に登場し、日本のアニメは1960年代から米国に追いつき、追い越すようになった。
この点、手塚治虫は絶大な貢献をした。プロダクションを設立したほか、「鉄腕アトム」を通して日本のアニメを世界に伝え、
日本人のアニメに対する見方に大きな影響を与えた。子供が好む漫画だけでなく、女性の読者にはロマンチックなストーリーを、
男性の読者にはコミカルな漫画を、新聞には4コマ漫画を、それぞれ提供し、「漫画のないところはない」という理念を日本人に伝えた。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86846&type=0


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