情強新聞

死刑囚の声「執行の事前告知や薬物注射希望」存廃議論を進める契機に…内閣府の調査では「廃止してもよい」も３割を超えた

2012年12月30日 12:00

調査

1 名前：ラストボーイスカウト＠空挺ラッコさん部隊ρ ★：2012/12/30(日) 09:35:17.89 ID:???0: 　超党派でつくる議員連盟が、死刑囚を対象に実施したアンケートの結果をまとめた。回答した７８人のうち６割以上が、
いまは当日の朝に知らされる執行の事前告知を望んでいる。絞首による執行方法についても、半数以上が見直しを希望し
「薬物注射」などを挙げていた。当事者の声を伝える初めての結果という。停滞している死刑制度の存廃議論、
情報公開を進めるきっかけにしてほしい。

　事前告知を求める理由では「親族や支援者との別れの機会を得たい」などが目立った。親族ら一部に限られている面会や
文通での「外部交通」の緩和を６０人が要望。窓の大部分が覆われ外の景色が見えないといった、環境の改善を訴える声も多かった。

　政府は今年、７人の死刑を執行している。前政権の民主党は２００９年の政策集に、死刑の存廃を「国会内外で
幅広く議論する」と明記していた。千葉景子法相が東京拘置所の刑場を報道陣に公開したり、法務省内に勉強会を
設けたりしたものの、その後は進展がみられなかった。

　３年余の政権時に何度も法相が代わり、本腰を入れられなかったことが原因だろう。中には「刑罰権は国民にある。
裁判員裁判でも死刑は支持されている」と、死刑執行の責任を国民に転嫁するような発言をした法相もいた。

　内閣府の調査では８割以上が死刑を「やむを得ない」としている。ただ、「状況が変われば廃止してもよい」とする回答も
３割を超えており、「存続派は５割、廃止・廃止の方向が３割強とみるのが自然」とする識者もいる。

　いずれにせよ、執行後に死刑囚の氏名と犯罪事実を公表するだけの「秘密主義」では、議論の土台は整わない。
執行対象者の決め方と理由、死刑囚がどのように遇され命を絶たれるのか、再審請求の意向は考慮されたのか。情報公開を
徹底しなければならない。
>>2以降に続く
ソース：http://www.shinmai.co.jp/news/20121230/KT121229ETI090008000.php
2 名前：ラストボーイスカウト＠空挺ラッコさん部隊ρ ★：2012/12/30(日) 09:35:41.04 ID:???0: >>1の続き
　国連総会が今月、死刑存続国に対し廃止を視野に執行を停止するよう求める決議案を採択した。同種の決議は４回目で、
毎回賛成国が増え、今回は１１１カ国に上っている。日本が制度を維持するにせよ、問題点や代替手段などを十分に
検討し直さなければ、国際社会の理解は得られない。

　法曹関係者、死刑判断に加わった裁判員、犯罪被害者の遺族らの声を集めて公開し、議論を呼びかけるのは国の責任である。
自公政権で法相に就いた谷垣禎一氏の指導力に期待したい。（終わり）

引用元：http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1356827717