韓国人の9割「日韓助け合うべき」 「嫌韓」解くカギに
http://www.asahi.com/articles/ASG575G1HG57UHBI025.html

 歴史認識問題などをめぐって日韓関係が悪化するなか、
日本では「嫌韓」が、韓国では「反日」が高まっているように見える。
だが、韓国では歴史認識問題や領土問題を除いては、日本に対する認識、
イメージは決して悪くないことが、「コリアリサーチ」が実施した世論調査結果から浮き彫りになった。

 この調査を提起した東アジア文化交流協会の厳鎬烈(オム・ホヨル)顧問(68)は、
日韓の国民が、政治外交的な対立と経済・文化・民間の交流を分けて考え、
さらなる協力を模索するべきだと訴える。
 世論調査は、長年にわたり日本語学院や日本語教材出版の
事業に携わってきた厳さんが、経営判断をするにあたり、コリアリサーチに依頼した。

 だが、動機はそれだけではない。
 3月に日本を訪れた際に書店に「嫌韓」の本が並び、
有力週刊誌までが「嫌韓特集」をしている状況を目の当たりにした。
また、嫌韓を主張する日本人たちは「韓国が反日国家だから、
自分たちも嫌韓でなければならない」と確信しているというような印象を受けた。
こうした状況を変えていくためには、今の韓国人が日本に対して
どんな認識を持っているのかを知る必要があると考えたという。

 3月15日に実施した世論調査では、「韓日両国が互いに助け合い、
協力し合う関係に発展していくべきだと思うか」という質問で、
88・3%が「そう思う」と答え、「そう思わない」は11・2%だった。
「日本が韓国にとって重要な国だと思うか」では、「重要」が76・2%に対し、
「重要でない」が23・1%。「韓日の政治外交的な対立と、
経済・文化・民間交流は分けて考えるべきだと思うか」との問いには、
78%が「そう思う」と答え、「そう思わない」は21・1%だった。
「日韓首脳会談が行われるのが適切か」では、「適切」が66・4%、「適切でない」31・8%だった。


Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)