日本人は「ファックス」が好き? 海外メディア「いまだに使ってる」と不思議がる
http://www.j-cast.com/2014/05/03203804.html

ロボットや新幹線、高速ブロードバンド・ネットワークなどのハイテク技術をもち、
先進的なイメージがある日本人がいまだに「FAX(ファックス)」
を使っていることを、海外メディアが不思議がっている。
日本では、ふだんビジネスや家庭などでなにげなく使っているファックスだが、
じつは先進国のほとんどで「時代遅れ」とみられ、
米国では「骨董品」として国立スミソニアン博物館の展示に加わるほどの代物なのだ。

たしかに、日本ではファックスがどこにでもある。オフィスにはほぼ100%。最近はコピー機などとの複合機が普及し、
オフィスなどの省スペース化にも対応している。コンビニエンスストアにも置いてあり、
お金を払えば自由に使えて便利だ。日本では、ファックスは必要不可欠なビジネスツールといっていい。
ただ、矢野経済研究所の「出力機器市場に関する調査2013」によると、
「ビジネスFAX」の2013年度(予測)出荷状況は、台数ベースで前年度比0.5%減の148万台、
金額ベースで7.9%減の176億円と、減少傾向にある。
また、家庭用ファックスの保有率も年々低下。2010年末には50%を割り込み、
12年末には41.5%になった。一方で、携帯電話・PHSの保有率は94.5%(このうち、スマートフォンは49.5%)、
パソコンは75.8%を占めており、固定電話の保有率も年々低下している。
12年末はとうとう80%を割る、79.3%まで下がった。「固定電話を置く家庭が減っていることが、
ファックスの減少にも影響している」とみている。
こうした状況について、総務省は保有率や普及率を「海外と比べたことはありません」というが、
「ビジネスでは(ファックスが)ふつうに使われているし、家庭でも、
たとえば宅配サービスを注文するときなどに利用されているケースが多いようです」といい、抵抗感なく使われていることは認める。
ところが、海外からはファックスを「ふつう」に使っている日本人が、どこか不思議に見えるようなのだ。


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