積立金不足で74基金解散へ 厚生年金、影響86万人か
http://www.asahi.com/articles/ASG4T67CBG4TULFA02Y.html

サラリーマンが入る厚生年金基金のうち74基金が今年度から来年度にかけて、
深刻な積立金不足の基金に適用される「特例解散」をする方向で
調整していることが厚生労働省の内部資料でわかった。
解散を申請すると、公的年金である厚生年金は予定通り支給されるものの、
これに上乗せされる企業年金は支給されなくなる。影響を受ける人は、
年金の受給者と現役社員の加入者を合わせて約86万人にのぼる。

 74基金には年金受給者が約45万人、
現役社員の加入者が約41万人いる。厚労省の試算では厚生年金基金の
企業年金は標準で月に約7千~1万6千円で、その分がカットされる。
さらに多い受給者もいて、神奈川県のある基金幹部は「受給期間が10~20年になるので、
もらえなくなる企業年金は最大で計500万円の人もいる」という。

 朝日新聞は、厚生年金基金について厚労省がまとめた資料を入手した。
資料によると、全国の527基金のうち、
3月18日までに195基金が解散する方針を厚労省に伝えた。


マル暴刑事犯科帳 警察とヤクザの裏事情
マル暴刑事犯科帳 警察とヤクザの裏事情