ますます富めるエリートと、ほどほどの生活に満足感を覚えるヤンキー。
決して越えることのできない「価値観の壁」が、この国を分断しつつある。

その一方で、こうしたエリートとは対照的に、ささやかな日常に満足感を覚える人たちも存在する。

千葉県勝浦市に住む古川幸平さん(36歳/仮名)は、3年前に勤め先のアパレルメーカーが倒産し、東京から千葉に移ってきた。
現在はサーフショップの店員をしながら妻(32歳)と娘(1歳)の3人で暮らしている。

「もともとサーフィンが好きだったので、海辺に住みたいと思っていたんですよ。
生まれは湘南なんですが、こっちのほうが波もいいし、仲間のサーファーたちも集まるんで……」

屈託のない笑顔で、そう語る古川さん。湘南の高校を卒業後、大学には行かず、服飾を学ぶ専門学校に通った。
自分のブランドを立ち上げるという夢もあったが、海へ街へと遊び暮らすうちに、そんな目標ははかなく消えて行った。
「結局、仲間がいて波があればそれでいい—そんな境地にたどり着いたんです」

現在も、毎週のように友人たちと海辺に集まってバーベキューをする。
今の妻は、そんな仲間の一人だったが、昨年、子供ができたのをきっかけに結婚した。

「自分以外に守るべきモノができたって実感しています。これまで以上に働いて稼がなきゃって思いますよ。
もう少し子供が大きくなれば、カミさんも働いてくれますし、けっこう楽しくやっていけるはずです。

このあたりは魚も野菜も新鮮で美味しいし、値段も安い。困ったことがあっても、なんだかんだいって誰かが助けてくれるんです。
結局、いちばん頼りになるのは『仲間』ですよ。今の生活への不満ですか?特にありませんが、
一軒できるとパーティをするときに便利だなと思いますけれど……」

古川さんの月給は手取りで20万円弱。7万円の家賃と生活費を払うと、ほとんど残らない。
だが、将来に対する不安はほとんどないという。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38784
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