みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品会社ディーエイチシー(DHC、東京)の吉田嘉明会長から八億円を借り入れた問題で、渡辺代表が
二〇一二年十二月の衆院選前に選挙情勢を説明した上で「あと五億円必要です。何とぞご融資お願いします」と記したメールを吉田会長に
送っていたことが二十八日、分かった。 

吉田会長が共同通信の取材に明らかにした。

渡辺代表は二十七日、記者団に「純粋に個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」と述べたが、メールの内容と
食い違っており、あらためて説明を求められそうだ。

吉田会長は二十八日「(渡辺氏は)言い訳で通そうとしている。五億円は選挙のためだったとはっきりしている」と話した。

吉田会長によると、渡辺代表は一二年十一月、携帯電話のメールで「(衆院選に)六十人ぐらい候補を立てる」と情勢を説明。
石原慎太郎氏を党首に太陽の党が設立されたことなどを挙げて「カオスな状態」とし「手持ち資金が五億円ありますが、あと五億円必要です」と
記していた。渡辺代表が個人として借りるという趣旨の内容はなかったという。
このメールを受け取った直後に、吉田会長は五億円を渡辺代表名義の銀行口座に振り込んだ。

吉田会長は一〇年の参院選前にも渡辺代表に三億円を貸し付けた。
「一二年の衆院選前には渡辺氏から選挙資金に二十億円ほど借りたいとの依頼があった」と証言している。
渡辺代表は二十七日、記者団に「そういうやりとりがあったか記憶していない」と話した。

八億円の借入金のうち約五億五千万円は未返済になっている。

渡辺代表は二十七日、「違法性の認識は全くない」と強調。「交際費や旅費など政治家として生きていく費用に使った。
手元には残っていない」と述べたが、具体的な使途は明かさなかった。

ソース 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014032902000153.html


2014年! 中国と韓国、北朝鮮の動きが15分でわかる本
2014年! 中国と韓国、北朝鮮の動きが15分でわかる本